公開日:2019/12/22
最終更新日: 2020/09/04

副業転売(せどり)では確定申告が必須になる【年間利益20万円から】

Amazon転売やせどりで利益を上げている人は少なく無いと思います。

まさか確定申告をしていない、考えていない方はいないと思いますが、年間利益20万円を超えると確定申告が必要です

確定申告をしないと脱税になりますので、しっかりと申告しましょう。

ですが、確定申告は事前の準備が非常に面倒な作業です。
空き時間少しずつ進めるか、会計ソフトを使って自動化してしまうかのどちらかになると思いますが、副業なら使える時間も限られるので会計ソフトを使って簡単に済ませてしまおうという話です。

副業転売(せどり)には確定申告がほぼ必須です。

Amazon転売(せどり)には確定申告が必須です。

Amazon転売やせどりには確定申告は必須です

1年間物販に取り組んでいると、確定申告に必要な年間利益20万円は簡単に超えるはずです。

仕入れや各種手数料による経費も発生しているので、確定申告した方が得になる事が多いです。

面倒でも申告漏れの無いように

確定申告と聞いて作業が面倒だと思われる方も多いと思います。

実際に確定申告は非常に面倒です

仕入れを記帳して、商品が売れたら記帳して、最終的には集計しなければいけません。面倒で無いはずがありません。

日々お金の動きが分かっていれば経営上の改善点を見つけることもできますが、記帳と集計が面倒で作業されていない方もおられると思います。

副業でも年間利益20万円から確定申告が必要です

年間利益20万円を越えた場合には確定申告が必要です

20万円までは確定申告の必要はありませんが、それ以上は確定申告をしないと脱税になります。

年間利益が少額だからバレる可能性は低いと申告されない方の実際にはいるようですが、後で税務署から呼び出しを食らうのも面倒ですのでしっかりと申告しましょう。

無申告の場合には罰則あり

確定申告は法律で定められた義務なので、申告しなければペナルティーがあります。

  • 無申告加算税
  • 延滞税

「自分は申告しなくてもバレないだろう」と申告していないと、後々で痛い目にあいます。

確定申告は面倒ですが、必ず提出するようにしましょう。詳しくは「確定申告は面倒でもしないといけない!申告しないとペナルティーがあります」をどうぞ

白色申告か青色申告のどちらかを選ぶ

確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。

必ずどちらかで申告しなければいけませんが、白色の方が簡単で青色の方がやや難しくなります。

主な違いは確定申告の際に提出する際の必要書類です。

青色申告の方が面倒ではありますが、最大65万円の税額控除が受けられたり、3年間赤字を繰り越したりと面倒な分メリットもあります

副業でも確定申告で会社にバレることはありません

副業禁止の会社なので、会社にバレるのはまずいと確定申告をしていない方、確定申告をしても副業がバレることはありません。

正確にはバレないように確定申告することはできます。

副業が会社にバレるのは主に次の2パターンです。

  • 同僚に話していて、同僚の口から社内に漏れる
  • 住民税の納税額の増加により、所得の増加からバレる

確定申告では2番目の住民税の増加からの副業バレを防がないといけません。

方法は簡単で、確定申告表にある住民税を自分で納付にチェックするだけ。

これだけで、給与所得で発生する住民税と、副業で発生する住民税を分けることができます。

どうやって確定申告するのか?

どうやって確定申告するのか?

そもそも確定申告をしたことが無いと、何から始めていいのかわからないと思います

確定申告では、1年間の売上や経費などから所得計算し、所得に対してかかる所得税を申告・納税することです。

この所得税は正式名称「所得税及び復興特別所得税」といい、会社員の場合でも納税はしているのですが、計算・申告・納税を会社ですべてやっていくれるため確定申告の必要がありません。

個人で稼ぎ所得を得たなら、自分で申告しなくてはいけなくなります。

提出書類は案外少ない

確定申告で実際に提出する書類は意外と少なく次の通りです。

  • 確定申告書B
  • 各種控除関係の書類
  • 源泉徴収票(給与所得などがあった場合)
  • (白色申告の場合)収支内訳書、(青色申告の場合)青色申告決算書

これだけです。

税務署に帳簿や領収書を提出すると思っている方もいるようですが、そのような必要はなく、必要な情報を記載した書類の提出だけで済みます。

領収書などの確認は税務調査の際に必要になるので、大事に保管するようにしましょう。

確定申告後に領収書等を捨てたりしてはいけません。保管義務があるので、ファイルなどに閉じて保管しましょう。

必要書類について詳しくは「個人事業主の確定申告!必要書類を初心者向けに解説【簡単作成方法あり】」をどうぞ

所得税を計算する必要あり

確定申告で納税する所得税は自分で計算しなければいけません

手書きで記帳している場合には、それらを集計し手順に沿って計算することで所得税の納税額を割り出すことができます。

非常に面倒な作業なので、確定申告用の書類作成のできる会計ソフトを使いましょう。

ソフトを使用しなければ膨大な時間を会計に割くことになります。会計ソフトを使っていれば、自動で計算してくれるので、漏れもなく簡単に書類作成が可能です。

消費税の納税についても忘れずに

年間売上1000万円を超えてから3年後には消費税の課税事業者になります。

物販などの事業の場合には1000万円のラインは副業でも軽く超えるでしょう

そのため、売上を抑えるのではなく、どうやって利益率をあげて税負担をへらすか、どうやって消費税を抑えるかを考えていきましょう。

所得税と違い、消費税の納税額を抑えるのは簡単です。消費税はざっくりと次のように計算します。

顧客から受け取った消費税 - 仕入れで支払った消費税 = 消費税納税額

仕入れで支払った消費税が増えれば納税する消費税を一次的にではありますが抑えることができます。

副業で帳簿をつけて会計管理は大変

副業で帳簿をつけて会計管理は大変

Amazon転売やせどりで必要な帳簿管理は結構面倒です。

Amazonなら商品販売毎に複数の費用・手数料が発生している

Amazonで商品を販売するには色々な手数料が発生しています。

  • 基本成約料(小口出品のみ)
  • 月額登録料(大口出品のみ)
  • カテゴリー成約料(メディア商品のみ)
  • 販売手数料
  • 配送代行手数料(FBAのみ)
  • 在庫保管手数料(FBAのみ)

これらを細かく記帳していくのは非常に面倒です。

しかもFBAにかかる手数料は内税、Amazonの手数料は外税であるため管理も面倒です。

Amazonの手数料については「Amazon(FBA)の手数料について総まとめ」に詳しくまとめています。

売上だけでなく経費を把握することが大事

確定申告に向けて、売り上げだけでなく経費を正確に把握することが重要です。

売上 - 経費 = 所得

ざっくりシンプルに説明すると、所得税を計算する際は売上だけでなく、経費をうまく使って所得を小さくし、所得税の納税額を小さくします。

個人事業主だからと何でも経費にはできませんが、事業のために購入したものの多くは経費に計上できるのでレシートは捨てず大事に取っておく癖をつけましょう。

経費は、消費税の計算の際にも重要になります。消費税の課税事業者になれば、所得税だけでなく消費税も納税しなければいけません。

しかし、売上の10%を消費税で引かれるのではなく、仕入れなどの際に支払っている消費税は引いたうえで納税する形になります。その際に経費にまた経理の管理が重要になるため、しっかりと管理しておきましょう。

会計ソフトを導入して会計を自動化

せっかくネットを使って商品を販売したり、仕入れたりしているのならITサービスを使い自動化してしまいましょう。

エクセル等を使いご自身で帳簿を管理されている方も多いはず。
お金の流れを正確に把握できるメリットがある反面、膨大な時間を記入や集計にかけているはず。

それらを自動化してしまい、最終的な数字を見るようにしましょう。

リサーチや仕入れに時間を使いましょう

Amazon転売やせどりで重要なのはリサーチです1日の時間は限られていますから、時間を有効に使って販売サイクルを回しましょう。

リピート販売の少ない転売やせどりではリサーチに時間を使います。

会計にかける時間を減らし、必要な業務に時間を使いましょう。

副業でも確定申告は青色申告で

副業でも確定申告は青色申告で

確定申告するなら誰でも青色申告を選択して申告しましょう。

青色申告には65万円の特別控除などメリットがたくさんあります

青色申告は白色申告と違い提出しなければいけない書類が多いですが、会計ソフトなら自動で生成してくれるため作業量は変わりません。

手作業で経理をしていれば、白色申告の場合と青色申告の場合ではやらなければいけない作業量は全く違うものになりますが、今では会計ソフトが全て代行してくれるので青色申告を選ばない理由はありません。

青色申告なら白色申告にないメリットが多々あるため青色申告を選択しましょう

白色申告にメリットは無い

白色申告には選択するメリットがほぼ無いと言えます。

青色申告にある次のようなメリットが白色申告には無いからです。

  • 最大65万円の青色申告特別控除
  • 損失の3年間繰越控除
  • 家族への給与を経費計上
  • 減価償却の特例

青色申告では所得を少なくし、結果的に納税額を少なく押させることができるオプションがいくつもあります。

青色申告を選択するか・しないかだけで、大幅に納税額を減らせるかもしれないならば、大変そうなイメージの青色申告も選ぶ価値ありです。

準備が面倒な青色申告【今では白色申告と大差ありません】

青色申告では記帳方法が複式簿記で難しく、提出する確定申告書類も多いため、記入しなければいけない箇所も多いため、準備にかかる手間が必要でした。

今では全て会計ソフトで自動化されているので作業量に違いはありません。

1年間自動で記帳されたデータを確認して出力するだけなので、誰でも簡単に申告書類は作成可能です。

クラウド会計ソフトで自動化

クラウド会計ソフトで自動化

クラウド型の会計ソフトなら必要なデータを自動で取り込み帳簿をつけ、集計し、確定申告の提出書類を自動で作成できます。

会計情報を自動で取り込める

Amazonでの取引を自動で取り込めるのはもちろん、クレジットカードを使った仕入れ情報の取得や、銀行への振込額の取り込みまでオンライン対応のサービスなら全て自動化できます。

現金での支払いは手作業で入力しないといけない部分もありますが、仕入れにはクレジットカードを使われる肩が多いはず。

銀行も一部の地方銀行はオンラインに対応していないところもありますが、大抵の銀行ならデータの取得が可能です。

クレジットカードで管理を楽に、ポイントもゲット

支払いには可能な限りクレジットカードを使いましょう。

クレジットカードを使えば、会計ソフトで自動で利用情報を仕分けできるし、使った分だけポイントも手に入るのでデメリットなしです。

クレジットカードも1枚だけではなく複数枚持ちがオススメ。

各社カードごとに特徴があるので、自分の環境にあったカードを使いましょう。詳しくは「副業で使うクレジットカードの選び方【必ず複数枚持ちましょう】 」をご覧ください。

オススメのクラウド会計ソフト3選

代表的なクラウド会計ソフトは以下のとおり。

  • freee:【1ヶ月間無料お試し期間あり】自動登録が特徴の一つ。過去に登録した同一の内容を自動で仕訳できます。
  • マネーフォワードクラウド確定申告:【1ヶ月間無料お試し期間あり】仕訳の一括登録が可能。最大50件を一括で仕訳できます。
  • 弥生のクラウド確定申告ソフト:【白色なら無料から、青色でも1年間無料】白色申告なら無料で利用できます。

無料お試しが充実しているので、とりあえず登録して使ってみるのがよし。

確定申告が不要でも住民税は申告が必要

確定申告が不要でも住民税は申告が必要

年間利益が20万円以下なら確定申告は不要ですが、住民税(市民税・県民税)のために申告は必要です

確定申告では「所得税」の納税額を確定しますが、「住民税」は所得税とは別の計算方法によって納税額が決まります。
確定申告のように年間利益20万円以下なら申告不要のラインも無いので、所得が発生したなら申告しなくてはいけません。

確定申告は税務署に、住民税は市区町村に申告する必要があります。
確定申告をしていれば、税務署から所得金額を伝えてもらえますが、確定申告をしていない場合には自分で申告しなくてはいけません。

住民税を自分で申告しなければいけない

確定申告をしていない場合には、住民税の計算に必要な所得額を自分で申告しなくてはいけません

  • 所得税:確定申告で税務署に申告
  • 住民税:年間所得を市区町村に申告

確定申告をすると、税務署から所得額が自動的に役所に送られ、住民税の計算に使用されます。
確定申告をしていないと、副業による所得の金額が役所に伝わらないため、自分で申告する必要があるというわけです。

申告書の記入内容は確定申告書に似ている

住民税の申告書の記入内容は確定申告書によく似ています。

「収入」「経費」「所得控除」など、1年間で得た収入と支出を把握しておく必要があります。

確定申告の必要がない場合でも、副業をしているならば日々のお金の出入りをしっかりと管理しておく必要があります。
利益額が小さいからといって帳簿管理をする必要がないのではなく、利益額にかかわらず収支を把握しないと税金の申告ができないからです。

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