公開日:2020/02/26
最終更新日: 2022/01/19

副業でも無申告はNG!確定申告しないとペナルティの税金が増加する

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副業を始めて利益が出たら確定申告をしなければいけません。

副業程度の売り上げなら無申告でもバレないからとか、確定申告が難しく申告していないなどの場合も、バレてしまうと後々多額の税金を納めることになります。
副業をしているなら税金はきっちりと納税しましょう。

本記事の内容

  • 無申告の場合のペナルティ
  • 確定申告の必要・不要の判断基準
  • 確定申告は会計ソフトを使う

本記事では税金を無申告のままにしていた場合のペナルティについて解説していきます。

確定申告は誰でも必要というわけではなく、売り上げ規模が小さければ不要な場合もあります。始めたてで売り上げほとんどなく確定申告が不要なケースについても解説していいきます。

面倒なイメージの多い確定申告ですが、以前に比べるとツールが充実してきたので簡単に作成する事ができます。
無申告で後々ペナルティを受けるようなことのないように確実に申告するようにしましょう。

副業でも確定申告で無申告の場合はペナルティ

副業でも確定申告で無申告の場合はペナルティ

副業でも確定申告をしないペナルティが課せられます。

ペナルティは副業、本業に関わらず確定申告が必要な人が確定申告期限までに申告しなかった場合、申告までにかかった期間分が発生します。

自分でも無申告になっていると気づいているならできるだけ早く申し出た方が傷は浅く済みます

確定申告しなかった場合のペナルティ

無申告の場合には以下2つのペナルティが課せられます。

  • 無申告加算税
  • 延滞税

毎年2月16日から3月15日までの間で確定申告をする必要があるにもかかわらず、期限内に申告後に申告があったり、税務調査によって申告の必要性が判明した場合には納税義務が発生します。

確定申告が面倒で申告をしていなかった場合、延滞税が無申告期間分の延滞税が増えてしまうので、できるだけ早い申告が必要です。

無申告加算税

確定申告期間を過ぎて無申告の期間があった場合に必要な加算税の一つ。
加算税にはいくつかの種類があって、無申告の場合は無申告加算税の納税が必要。

無申告加算税の条件

  • 申告期限後に申告・決定があった場合
  • 申告期限後に修正申告・更正があった場合

納税予定の金額によって税率が変わり50万円までは10%、50万円を超える部分は5%が加算されます。

納税予定額無申告加算税率
50万円未満10%
50万円を超える部分5%
メモ

期限超過後2週間以内の申告の場合は不適用。 税務署からの指摘でなく、自己申告による納税で5%の減額。

延滞税

納税期限までに所得税の納税がない場合に発生する税金。

定められた期限の翌日から納付されるまでの日数に応じて延滞税は計算されます。

期限までに納税を済ませた場合でも、修正申告をして納税額が増えた場合は延滞税が発生します。

延滞税は国税庁のHPで金額を計算する事ができます。

国税庁:延滞税の計算方法

副業でも確定申告をしなければいけません

副業でも確定申告をしなければいけません

副業でも利益を得るようになると確定申告は必要です。

確定申告は所得金額によっては必要ない場合もあります。
所得金額が少ない方が対象ですが、副業初心者で確定申告が必要がどうか判断しづらい場合に参考にしてみてください。

確定申告が必要かどうか分からない場合でも日々の売上・経費の管理が必要なのは変わらないので注意が必要です。

確定申告が必要なケース

一定以上の所得がある場合は必ず確定申告が必要です。

  • 本業…所得金額が48万円以上になった場合
  • 副業…給与所得以外で所得が20万円を超えた場合

本業と副業では基準となる所得が違いますが、上記の金額以上の所得があった場合には確定申告をする必要があります。

1年間の所得を計算し、売上と経費を集計して所得税額を計算し納税しなければいけない所得税を計算します。

確定申告は自分自身で所得税額を算出しなければいけません。もちろん虚偽の申告はいけませんが、よく言われるような節税の知識があれば納税額を減らすことも可能です。

確定申告が不要なケース

本業、副業で基準以下の所得しかない場合は確定申告する必要がありません

確定申告が必要無いということは所得税の納税が必要ないという事ですが、住民税の納税は必要です。
住民税には申告の下限額が無いため、確定申告をしなかった場合には市区町村役場に所得の申告が必要です。

住民税の申告も確定申告書と同じような所得額の申告用紙があるため、必要事項を記入しで提出します。

メモ

確定申告をしていれば、税務署から所得金額の情報が役場に送られるため申告の必要はありません。

会計ソフトを使えば確定申告は簡単

副業を始めたら考えなければいけない確定申告

無申告の場合では面倒なペナルティのある確定申告ですが会計ソフトを使ってしまえば簡単に済ます事ができます。

確定申告が敬遠される最大の理由は申告の煩雑さです。

手作業での申告書作成は作業量が膨大なためオススメはできません。

確定申告が面倒ならクラウド会計ソフト

確定申告が面倒だと感じた方にはクラウド会計ソフトがおすすめです。

会計ソフトにもいろいろな種類がありますが、クラウド会計ソフトでは多くの作業を自動化する事ができます。

初期設定を済ましておけば、手入力の数を最小限に抑えつつ確定申告書を作成する事ができます。

本業、副業にかかわらず、面倒だからと確定申告を先延ばしにしてしまいがちな方にはおすすめのサービスです。