FBAを利用していると商品が返品になり販売不可在庫になったり、思うように売れず長期間FBA倉庫に保管されたままの状態の商品もあるかと思います。
FBA在庫には販売時の配送手数料の他に在庫保管手数料がかかります。もちろん販売不可在庫になり、商品ページに掲載されていない間も在庫保管手数料が発生していますので、できるだけ早めに返送または破棄の手配を進めたほうが無駄なコストを支払わずに済みます。
目次
FBA在庫の返送/所有権の破棄手数料
FBA在庫の返送または所有権の破棄には商品ごとに手数料がかかります。ですが、金額的には非常に安価に抑えられていて、よくある配送一回あたりにかかる手数料などもない為、無駄に商品をFBA倉庫に眠らせておくよりも返送してしまったほうがコスト削減になります。
標準サイズ(商品あたり) | 大型(商品あたり) | |
---|---|---|
返送 | 52円 | 105円 |
廃棄 | 10円 | 21円 |
返送には出荷手数料などかからず安価です
上記の金額が商品1点ごとに返送/破棄の際に手数料がかかりますが、非常に安いです。通常の配送料からは考えられない金額に抑えられていますが、簡易ではありますが緩衝材も入ったAmazon梱包で配送される為、最低限の安全は担保されています。
1点ずつでもまとめてでも返送手数料は同じですが、まとめて返送を依頼した場合にはある程度同梱された状態で返送されます。
それでも全て一箱にまとめてとまではいかない為、ある程度のサイズに小分けされた状態で届きます。
在庫保管手数料に注意しましょう
FBA在庫の商品はフルフィルメントセンターに商品が保管されている間は在庫保管手数料が発生します。大型商品などの比較的在庫保管手数料のかさむ商品などで、在庫回転数の低い商品などは一度返送を考えて見るのも手かもしれません。
季節商品などは特にある時期は売れていても、その期間が過ぎるとパタリと売れなくなることもあります。別販路で在庫処分するか、1年間寝かせておくか判断が必要かもしれません。
販売不可在庫にも在庫保管手数料は発生します
売れ行きの下がった商品の他にも、FBA在庫には販売不可在庫にも在庫保管手数料が発生します。
販売不可在庫は、FBA納品時に不備があった商品や返品されてAmazonで検品した際に商品コンディションが変わっている為再販できない際に発生します。
販売不可ですので商品ページには掲載されず倉庫に眠ったままの状態です。FBAに預けてある状態では商品のコンディションは変更できませんのでこの場合には直ぐに返送するべきです。
再販する場合にはコンディションを変更し再度FBA納品の必要があります。
FBA在庫の返送/所有権の放棄方法
FBA在庫の返送/所有権の破棄依頼はセラーセントラルから操作します。在庫ページを開き、返送する商品の右側の詳細を編集から「返送/所有権の破棄依頼を作成」をクリック。
依頼内容を選択。デフォルトでは返送依頼になる為、破棄依頼の場合には「破棄」を選択する。
住所を入力。「返送する在庫の返送先住所として設定」にチェックを入れておくと次回以降の作業が楽です。
右下に返送する数量を入力。左が販売可能な商品で、右が販売不可在庫。入力欄の下の数字は現在の在庫数を表します。
必要項目を入力後、「続ける」をクリックすると確認画面に遷移するので「内容を確定」で返送依頼が完了します。
発送が遅い場合もあります
画面にも表示されますが返送依頼を確定した後、フルフィルメントセンターから商品が発送されるまで10〜14営業日かかります。また、ホリデーシーズン(発送の混み合う時期)には最大で30日かかると記載されています。
通常ですとアナウンスよりも早く発送されることもありますが、それでもAmazonの通常の発送よりは遅く1週間程度はかかります。