公開日:2019/12/04

海外輸入による仕入れ時の消費税 仕入税額控除で取り戻しましょう

海外から商品を仕入れて販売する場合、商品の輸入時に関税・消費税を納めます。

ここで支払う消費税(地方消費税を除く)は確定申告時に全額控除できます。

輸入商品を扱う方は知っていて損のない知識ですので「仕入税額控除」の単語だけでも覚えておいてください。

海外輸入による仕入れ時の消費税は仕入税額控除で取り戻せます

海外輸入による仕入れ時の消費税は仕入税額控除で取り戻せます

海外商品の輸入時に税関で支払う関税・消費税ですが、関税費用にばかり注目して消費税の扱いがおろそかになっていませんか?

ここで納める消費税が控除という形で全額取り戻せます。

税関で納める税負担の多くは消費税です。1年間通すと馬鹿にできない金額ですので見直してみる価値は十分にあります。

仕入税額控除とは何か?

仕入税額控除とは何か?

仕入税額控除は商品を国内に輸入する際に支払った消費税で、納税済の消費税になります。

納税済ですから消費税の確定申告時に支払う必要がないので、申告の際に納税額から控除して申告します。

消費税確定申告時に控除申請する消費税

まず前提として消費税分の控除を受けるには一般用消費税の申告を選択している必要があります。
消費税の申告には一般用と簡易課税用とがありますが、簡易課税用の申告には今回の控除を含める項目が無いため、そもそも控除を受けれません。

今回注目する消費税は「課税貨物に係る消費税額」に記入します。

通常なその上2箇所「課税仕入れに係る支払い対価の額(税込み)」「課税仕入れに係る消費税額」に記入します。

商品輸入時に消費税をすでに納めています

納税済みの消費税と「課税仕入れに係る支払い対価の額(税込み)」を混同してしまいそうですが、こちらに入れて計算すると間違いです。
計算を進めていけば分かりますが、最終的に出る仕入れの税額が大きく変わってしまいます。

「課税貨物に係る消費税額」部分に輸入時に納めた消費税の合計額を入れるのを忘れないようにしてください。

 輸入時に納める税金は?

輸入時に納める税金は?

ちなみに申告時に記入するのは消費税(国税)分で地方消費税は含まれませんので注意してくだい。

また、輸入時の消費税の計算方法が少し特殊で商品代金以外にも関税費用などを足したものに対して消費税額を計算します。

輸入時に納める関税・消費税

輸入時に納めるのは関税、消費税(国税)、地方消費税等です
国税分が7.8%、地方消費税が2.2%で合計すると10%になります。

消費税の計算方法

基本的には「輸入許可通知書」に納税した関税・消費税の税額が記入されているので、そちらで確認するのが確実ですが、念のために消費税の計算方法を

消費税の計算には事前に関税額を確定しておく必要があります。

(商品代金+運送費+保険料+関税費用)×消費税額7.8%

以上で消費税が計算できます。
注意点として輸送費には国際送料のほか仕入れ元の国内で発生した送料も含まれますので気をつけなければいけません。

消費税確定申告時の注意点

消費税確定申告時の注意点

輸入商品を扱うならば輸入時に納めた消費税分の控除は必ずすべきです。

申告すれば支払い済みの消費税分が帰ってくると考えれば、一度の支払いは大したことはないかも知れませんが、1年間分を積み上げれば無視できない金額になります。

簡易申告ではダメ、一般申告を選択しましょう

消費税の申告には必ず一般申告を選択しましょう。
所得税の確定申告で作成する収支内訳書をもとにすれば簡単に作成できます。
簡易では控除用の項目そのものがないので、納税済みであっても消費税を再度納めなければいけません。

消費税の国税分を申告します

「課税貨物に係る消費税額」には消費税(国税)分を申告します。
地方消費税と合わせて10%分を記入しないよう注意しましょう。

申告後に誤り気付いたら訂正しましょう

申告済みの消費税も修正申告することが可能です。

間違いは誰にでもありますので、税務署で知識不足で計算を誤りましたと説明すれば案外丁寧に説明してくれるものです。

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