公開日:2019/03/27  最終更新日: 2020/03/03

商品輸入時の関税・消費税はいくらかかるのか?

Amazon輸入では商品を海外から輸入するため、海外から国内へ輸送する際に関税・消費税を支払う必要があります。関税は海外商品と国内商品の価格のバランスを保つためにあるものですが、消費税は仕入れの際に現地で税を収めている場合もあり、輸入するだけでかかるのは多少違和感がある気もしますが、事業者の仕入れ時の税負担のバランスを取るために輸入時には支払わなければなりません。

輸入商品の関税・消費税の計算方法

関税・消費税は商品代金と仕入れ国内消費税、仕入れ国内送料、海外輸送費の合計金額を課税価格の基準に計算されます。商品代金の他に送料に対しても課税されること点が忘れてしまいがちですが重要なポイントです。国際輸送の際に多くの場合には重量を基準に送料が決まるため、商品重量の重い商品ほど税負担が大きくなると考えてください。

個人輸入の場合には商品代金と輸送費の合計代金に0.6を掛けたものが課税価格になりますが、Amazon輸入販売に取り組まれる方は個人輸入ではなく商業目的での輸入ですので一般税率になります。

ここでは例として商品代金と輸送費の合計が200,000円で関税率10%の商品Aと2,000円で関税非課税の商品Bを通関する際にかかる関税・消費税を算出してみようと思います。

商品A 仕入れ価格190,000円+輸送費10,000円=200,000円
商品B 仕入れ価格1,850円+輸送費150円=2,000円

関税額の計算

関税のかかる品目が多種多様なため関税額を正確に把握するのは大変難しいです。税関の担当者のさじ加減で関税の料率が決まるため、ものによっては高額な関税費用を支払う必要があるかもしれません。しかしAmazon輸入でよく扱われる「おもちゃ・ホビー」「ゲーム・メディア商品」「家電製品」の多くは非課税のため関税費用は発生しません。
(財務省貿易統計:実行関税率表(2019年4月1日版)

商品A 200,000円×0.1(関税率10%)=20,000円
商品B メディア商品は非課税のため2,000円

消費税(国税)の計算

消費税は国税である消費税と、地方消費税に2種が課税されトータルで8%(2019年5月現在は税率8%)になるように計算されます。消費税の計算方法は、課税価格と関税費用を足して、千円以下を切り捨てた金額を元に計算します(消費税課税標準額)。順番として消費税(国税)を計算した後に地方消費税を計算するといった順番になります。

消費税が6.3%、地方消費税が1.7%でトータルすると8%になります。消費税、地方消費税共に百円以下の金額は切り捨てたものが課税されます。

商品A 200,000円+20,000円=220,000円(消費税課税標準額)
220,000円×0.063=13,800円(13,860円の百円以下を切り捨て)
商品B 2,000円(消費税課税標準額)
2,000円×0.063=100円(126円の百円以下を切り捨て)

地方消費税の計算

先程の消費税額を地方消費税課税基準額として地方消費税を計算します。計算式は地方消費税課税基準額×17÷63。

商品A 13,800円×17÷63=3,700円(3,723円の百円以下を切り捨て)
商品B 100円×17÷63=0(26円なので切り捨て)

通関時に支払う費用

通関時に支払う費用は、関税額+消費税+地方消費税になります。

商品A 20,000円+13,800円+3,700円=37,500円
商品B 0円+100円+0円=100円

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