公開日:2019/11/04
最終更新日: 2020/02/24

輸入転売での消費税の控除を申請忘れていませんか?消費税払い過ぎかも

Amazon輸入実践者で消費税の課税事業者の方は少なくないと思います。

年間売上1000万円は物販ですとすぐに超えてしまうため、消費税の課税対象となってしまいます。

確定申告と共に消費税申告の際、輸入商品を扱う場合には控除申請ができることはご存知ですか?

知らないと消費税を払いすぎてしまうので、初めて申告される方などは注意してください。

輸入消費税とは?

商品を購入する際、仕入れる際には10%の消費税を支払います。

簡単に説明すると、消費税の確定申告の際には商品を販売してお客様から受け取った消費税から仕入れの際に支払った消費税を引いた金額を納税します。

普通の消費税とどう違うの?

輸入消費税は国内での消費税と少し事情が違います。
米国など海外海外から商品を仕入れる場合には、現地でも消費税を納める場合がありますし、非課税地域で消費税がかからない場合もあります。

輸入消費税はいつ支払うのか?

海外で商品を仕入れて輸入する際に税関にて関税費用とともに消費税を支払います。

なぜ消費税を支払わなければいけないのか?

輸入消費税は国内で商品を仕入れ販売する事業者と、海外から商品を仕入れて販売する事業者の税負担のバランスを保つために存在します。前で説明したように、海外からの仕入れの際にも消費税を支払いますが、場合によっては消費税がかからない場合や、税負担の軽い場合があります。
そこから商品を仕入れた場合には仕入原価を抑えることができるため、仮に同じ商品であった場合でも価格競争の場面で有利になります。
そのため、商品の輸入段階で消費税を支払うことになります。

ですが、消費税を海外の仕入れ元と税関で2度納めていることになりますので、消費税の確定申告の際に支払わなければならない消費税の課税対象から控除することができるというわけです。

いつ輸入消費税を支払うのか?

輸入消費税は税関で支払います。多くの場合はFedExやDHLなどの国際輸送サービスを利用されると思いますので関税と合わせ消費税その他を建て替える形になります。関税、消費税(国税、地方消費税)、手数料の合計金額を支払うことになりますので、後々のことを考え、輸入許可通知書は必ず控えておくようにします。

輸入消費税の計算方法は?

税関では輸入商品の金額と、その商品の送料などの合計金額を基準に関税、消費税を計算します。
詳細については以下のページをご覧ください。
(関連記事:商品輸入時の関税・消費税はいくらかかるのか?

まずは消費税(国税)を計算するための課税標準額を出します。
商品代金と送料、関税を合計したものが課税標準額です。

例:商品代金200,000円、送料10,000円、関税10,000円の場合は課税標準額は220,000円

消費税(国税)は課税標準額の7.8%になります。
220,000×7.8%=17,160
百円以下は切り捨てになるため、消費税(国税)は17,100円になります。
また、地方消費税は消費税(国税)の22/78になります(つまり2.2%)。
17,100円×22÷78=4,823
百円以下は切り捨てになるため、地方消費税は4,800円になります。

今回の例の場合には200,000円の仕入れに対して、17,100円の消費税(国税)と4,800円の地方消費税を支払っています。

大事なのは消費税(国税)は消費税の確定申告の際、控除の対象になるということです。1年間の仕入れの中でこの消費税分はかなりの金額になっているはずで、これを控除するしないでは納税額が大きく変わってきます。

控除申請はいつ・どうやったらいいのか?

消費税は課税事業者に当てはまる場合に申告しなくてはいけません。
ざっくりと2年前の年間の売り上げが1000万円以上ある場合には課税対象になります。
詳しくは国税庁をご覧ください。

(国税庁:消費税及び地方消費税の申告等
課税事業者になった場合、個人事業者には4月1日までに前年の消費税を申告します。所得税の確定申告を済ませて決算書を元に記入していくと楽です。

申請しないと過払いになる?

消費税を原則課税方式で計算する場合に記入する「課税貨物に係る消費税額」。申告の際にはこちらに関税で支払った一年分の消費税(国税)を記入します。
ここを見落として計算すると、支払済である消費税を再度納税することになり、国内でも二重に消費税を収めることになります。

消費税の申告時に控除申請します

消費税の申告には「原則課税方式」「簡易課税方式」の2種類の計算方式があり、それぞれ記入する用紙、様式が違うのですが「簡易課税方式」の場合には「課税貨物に係る消費税額」の記入欄がありません。
簡易な計算であるため、控除額を記入することができないため、輸入消費税の控除申告を考えておられる方は「原則課税方式」での申告がいいかもしれません。
「原則課税方式」では付表2課税売上割合・控除対象仕入税額等の計算表を使って消費税申告額を計算します。
(国税庁ホームページ:付表2

上から順に、決算書の金額を記入していくと申告する消費税を計算することができます。

申告済みでも取り戻せる?更生の請求方法について

過去に消費税を申告済みで、今回のように控除を申告していなかった場合や、過去に計算を誤って申告してしまった場合には修正することができます。
自身で所得税等を申告していると間違いはあると思います。何年か申告していて過去の誤りに気づいた際などは、税務署に修正を申し出て見ることをお勧めします。

まとめ

輸入商材を扱う方は関税で必ず消費税を納めています。1年間を通すとかなりの額を事前に納税していることになります。この消費税が控除することができることを知っているかどうかで、で手元に残る金額が変わってしまうので気をつける必要があります。

私自身は税の専門家ではない為、実際に申告される場合にはご自身でも再度輸入商品の消費税に関して調べられることをお勧めします。

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