公開日:2021/03/10
最終更新日: 2021/12/21

アマゾン販売ならAmazonビジネスにも出品!機会損失の拡大を防ぐ

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アマゾンで商品を販売しているならAmazonビジネスにも出品すべきです。

本記事では「Amazonで商品販売しているがAmazonビジネスには出品していない方」、「まだAmazon販売を始めていない方」向けにAmazonビジネスに出品するべき理由について解説していきます。

まず知っておいて欲しいのは、個人向けのAmazonとAmazonビジネスは全く別の販路になります。
利用するユーザーが被らないので、どちらか片方にしか出品していない場合には販路を取りこぼしていることになります。

本記事の内容

  • Amazonビジネスに出品すべき理由
  • Amazonビジネスへの出品方法
  • 商品販売の際に発生する手数料

Amazonビジネスにも出品しないと販売機会で損をする

Amazonビジネスにも出品しないと販売機会で損をする
アマゾンで商品を販売するならAmazonビジネスにも出品しないと販売機会で損をします。

  • Amazon.co.jp:個人向けAmazonを利用するユーザー
  • Amazon Business:Amazonビジネスを利用するユーザー

Amazonではアカウントの種類ごとに閲覧できるプラットフォームが分かれています。

Amazonビジネスに出品しないと同じAmazon上で販売していながらビジネスユーザー向けの販売機会を逃していることになります。

Amazonでの販売の仕組み

購入者には個人向けAmazonとAmazonビジネスはどちらか片方のサービスしか利用できない仕組みになっています。

個人向け、ビジネスそれぞれのアカウントを持てば両方のサービスを利用することができますが、通常はどちらか一方のサービスだけを利用することになります。

東証一部上場企業のうち75%がAmazonビジネスに登録しています(2020年7月31日時点)

今では多くの企業がAmazonビジネスを導入していて、今後も利用者数は増えるのは確実です。

取扱商材に関わらず売上拡大を見込むなら、Amazonビジネスの利用はメリット多数の販路と言えます。

取扱商材に関係なく販売機会が拡大する

ビジネスユーザー向けのAmazonビジネスですが、ビジネス向けの商材以外でも出品する価値は十分にあります。

Amazonビジネスでは個人事業主の利用者を増やすための施策を行なっています。
ビジネス向けではない商材でも個人事業主の方の個人消費や、まとめ買い需要を取り込むことができます。

ビジネスユーザー向けの販売がメインではありますが、Amazonビジネスでも豊富なカテゴリーの商品を販売できるので、どんな商材であっても売上増を見込める販売先になります。

Amazonビジネスへの出品方法

Amazonビジネスへの出品方法
Amazonビジネスへの出品は簡単です。

すでにAmazonへ出品している大口出品者の場合には特別な設定は必要ありません。

大口出品者として登録済みの場合

  1. セラーセントラルの「設定」→「出品用アカウント情報」を選択。
  2. 「ご利用のサービス」→「サービスの管理」を選択。
  3. 「Amazon Business」に登録します。

まだAmazonに出品していない方の場合にはこちらのページから登録を進めることができます。

大口出品アカウントだけが出品できる

販売先が個人事業主・法人になるため、特定商取引法に基づく表記のある大口出品の方だけが出品できます。

Amazonには小口出品と大口出品という2種類の出品方法がありますが、Amazonビジネスに出品できるのは大口出品の方だけです。

小口出品で登録されている場合には大口出品に切り替える必要があります

法人価格、数量割引を設定する

管理画面からAmazonビジネスだけ法人価格と数量割引を設定できます。

法人価格、数量割引の設定方法

  1. 「在庫管理」→商品登録となりの「設定」を選択。
  2. 「項目の表示」→「法人価格(推奨)」にチェック。
  3. 法人価格を設定する場合は「法人価格」欄に販売価格を入力。

数量割引を設定する場合は「数量割引を追加」を選択し、最低数量と割引率を入力する。

Amazonビジネスだけに出品することも可能

Amazonビジネスにだけ商品を出品し、販売先を限定することも可能です。

個人向けのAmazonとAmazonビジネスでは同じ商品ページを使って商品を販売します。

個人事業主・法人向けにのみ販売を限定し、販路を絞りたい場合にも設定を分けることができます。

Amazonビジネスで発生する手数料

Amazonビジネスで発生する手数料
Amazonビジネスで商品を販売するには個人向け同様に各種手数料が発生します。

Amazonビジネスで発生する手数料

  • 出品手数料
  • 販売手数料
  • FBA手数料

発生する手数料は大口出品で個人向けに販売する場合と同じになります。
詳細については「Amazon(FBA)の手数料について総まとめ」で解説しています。

月額登録料

大口出品として登録するには月額4,900円(税別)の登録料を支払わなければいけません

売上が月額登録料よりも多い場合には売上からの天引きとなります。
売上金額が月額登録料に満たない場合には出品者登録の際に指定するクレジットカードに請求されます。

大口出品者として登録すれば、個人向けAmazonとAmazonビジネス両方に商品を出品することができるようになります。

メモ

Amazonでは月額登録料のみが固定費として発生する。

販売手数料

販売した商品カテゴリーごと設定された料率で売上から販売手数料が引かれます。

販売手数料は8〜15%で、カテゴリーによって30円の最低販売手数料が設定されているものがあり、どちらか高い方が手数料として引かれます

本、CD・レコード、DVD、ビデオ(VHS)のみ80〜140円のカテゴリー別成約料を販売手数料とは別に販売毎に支払わなければいけません。

詳細については「Amazon(FBA)の手数料について総まとめ」で解説しています。

FBA手数料

Amazonビジネスでも商品の配送からカスタマーサポートまで外注できるFBA(フルフィルメント by Amazon)が利用できます。

商品を販売していても配送まで手が回らない場合でも、FBAを利用すると24時間365日対応可能な配送を提供することができます。

利用にあたっては配送ごとに配送と保管に対する手数料がかかります。

  • 配送代行手数料
  • 在庫保管手数料

商品サイズごとに細かい価格設定がされていて、商品が発送されると売上金から手数料は引かれます。

FBAを利用するには事前に申請と、商品をFBA倉庫に納品する必要があります。

まとめ

Amazonビジネスを利用すれば確実に販路拡大が可能です。

Amazonの手数料は高めに設定されているものの、商品販売に必要な様々なサービスを受けることができます。

すでにAmazonで販売をしていてAmazonビジネスには出品していない、まだAmazonで商品を販売していない方はAmazonビジネスへの出品を検討してみてください。