FBAは商品の在庫管理、配送、カスタマーサービスを代行する非常に便利なAmazonのサービスですが、商品の保管には手数料が発生します。
Amazonでは多くの手数料が発生しますが、「在庫保管手数料」はFC(フルフィルメントセンター)に商品が預けられてから、商品が発送されるまでの日数により手数料が変化するのが特徴です。商品のサイズによって倉庫の占有面積が多くなるため、商品が大きくなるにつれて手数料も多くなります。
つまりは商品需要の低い商品ほど在庫保管手数料は高くなり、商品サイズの大きい商品ほど手数料が高くかかってしまうので、結果的に利益を圧迫してしてしますことにもなりかねません。
ご自身の扱う商品の需要に対し、どれだけの手数料がかかるのかをしっかりと把握し、利益を確保してください。
AmazonのFBA在庫保管手数料とは?
在庫保管手数料とは、Amazonの出品者向けのサービスFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用した際に発生する手数料の1つです。
FBAでは必ず発生する手数料のひとつで、「配送代行手数料」と「在庫保管手数料」を合わせてものが必ず発生するFBAの手数料となります。
在庫保管手数料は商品単位での個別の請求ではなく毎月まとめて「FBA手数料」として請求されます。実際に商品一点あたりにどれだけの手数料が発生したのかが分かりにくいのですが、まとめて請求されるためなかなか馬鹿にできない金額であることはご存知かと思います。
「小型」「標準」「大型」の商品区分より基準金額が決まり、商品のパッケージサイズの3辺の長さを元に、FBAの保管倉庫FC(フルフィルメント・センター)に保管してから、梱包発送されるまでの保管日数に対し手数料を計算します。
また、「在庫保管手数料」にはもうひとつ保管期間が365日を越えた商品に毎月加算される「長期在庫保管手数料」があります。
どちらの保管手数料も商品のサイズが大きいほど手数料が大きくなるため注意が必要です。
FBA在庫保管手数料の計算方法

上記の計算式で在庫保管手数料は決まります。月額保管手数料の基準額は保管する期間、商品区分により異なります。
月額保管手数料の基準額
期間 | 小型・標準 | 大型 |
---|---|---|
1〜9月 | 5.160円 | 4.370円 |
10〜12月 | 9.170円 | 7.760円 |
FBA在庫保管手数料の確認方法
在庫保管手数料は後からまとめて請求されるため、あまり気にされていない方の多いと思います。ですが、実際には積み重なった金額が意外と大きくなっていたりするものです。以下は確認方法になりますのでご確認ください。
「セラーセントラル」→「ペイメント」
「FBA手数料」→「小計」をクリック
「FBA保管手数料」を確認してみてください。
FBA長期在庫保管手数料
在庫保管手数料のもう一つの手数料「長期在庫保管手数料」についてもご説明いたします。
長期在庫保管手数料はFCでの保管期間が365日を超えたものが対象商品となり、毎月15日に在庫が保管されている場合には手数料が発生します。
在庫一掃チェック実施日 | 長期保管手数料の基準額 |
---|---|
毎月15日 | 17.773円 |
上記の金額が(10cm×10cm×10cm)ごとにかかります。
最低長期在庫保管手数料
長期在庫保管手数料には最低金額10円が設定されていて、どちらか金額の高い方が請求されます。小さな商品などがこの最低長期保管手数料の対象になります。
FBA在庫保管手数料シュミレーター
リンク先ではASINを元に1日ごと、一月毎の在庫保管手数料と長期保管在庫手数料を計算できます。